うにゃにゃ通信

日本近現代史系公開めも書き

「日本村」はコロナで終焉するか。

日本国を小さな1つの村と捉える。「日本村」は秩序を重んじる年功序列社会だ。女性よりも男性、若者よりも老人の社会的地位が高い。そして、フリーランスよりも組織人、民間企業よりも政府や行政の社会的地位が高い。

「日本村」で最も社会的地位が高いのは象徴的存在たる天皇だが、とりあえずそれは横においといて、高齢男性が務める政府の長つまり総理大臣。村の長老的存在。

新型コロナウィルスの猛威という村の危機に対し、村の長老とその取り巻きたちは、エゴ丸出しで保身に走る。民主主義国家なら村の長老は村民ファーストで村民に奉仕すべきなのだが、長老たちはそうは考えない。自分たちあっての村だ。犠牲は社会的地位が低いほう、女性、若者、フリーランスに重くのしかかる。

長老たちは、この事態を迷惑だと考えている。一部の迷惑者が悪いことにする。だから街角ではしゃぐ若者たちがターゲットにされる。

秩序ある社会の建前は、高齢者は若者よりも見識があり、若者のような迷惑行為を高齢者はしないことになっている。だから昼カラクラスターなど大変に具合が悪い。

あちこちで役人が歓送迎会で派手に会食をしているのも、自分たちが社会的に上位にあるのだという自意識によるのだろう。おれたちはパンピー一般ピープル)とは違うのだと彼らは思いあがっている。東京都知事がヒステリックに叫ぶのも、下々の輩達が自分の言いつけを守らないことへの怒りなのだろう。いい迷惑だと。僕らを見下しているのだろう。

そして長老とその仲間たちは、保身にばかり熱心(オリンピック開催への固執も含めて)で、ろくな対策を打てない。いや、打とうともしてない。いや、そんな能力ないか。

というわけで、この「日本村」を牛耳ってる勢力が、無能な見かけ倒し、張子の虎だということをコロナは明らかにしたわけで、もうこんな村の秩序なんてぶっ壊してしまえばいい。