うにゃにゃ通信

日本近現代史系公開めも書き

2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

多様化した社会を統合する象徴とは。

日本国憲法の第一章第一条。 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。 今後、日本社会の多様化(ダイバーシティ化)は、間違いなく進む。個々人の考え方、価値観も多様化していく。 画一的だ…

ポテンシャル無駄遣いの国ニッポン

さまざまな分野において、日本人のポテンシャルは、諸外国と比べても決して見劣りするものではない、はずだ。 そのポテンシャルが充分に発揮できない社会構造に問題がある。 成果をあげるよりも、所属集団の長(多くの場合は年長者)を満足させることに無駄…

ぼーっとすることが、日本社会を良くする(仮説)

近現代の日本社会は、他律性・受動性を基本に成り立っている。「頑張る」に象徴される、不断の努力を求められるが、何をどう頑張るかについての自律性・能動性は求められない。むしろ、所属する社会や集団、とりわけ、「上の者」の言うことに、無批判に従う…

「頑張る」には「何とかなるさ」同様の他律性・受動性が含まれている、という話の続き。

「頑張る」というコトバにも、「何とかなるさ」同様の他律性・受動性が含まれている事実に、そろそろ目を向けたほうがいい。 と昨日の記事で書いたが、その続き。 「もはや先進国ではない。なぜ、日本経済はスカスカになったのか?」というネット記事では、…

「だまって俺について来い」の国は「なんとかなるさ」の国

「だまって俺について来い」というのは、いまでは古臭い、亭主関白的な男の定番フレーズだ。 …と思っていたら、発祥は違っていた。 「だまって俺について来い」は、無責任男・植木等が歌った映画の主題歌で、 脳天気な楽天主義讃歌とも、無責任な楽観主義を…

ミンナノジダイ

昭和という特異な時代について、考え続けている。 昭和は、端的にいえば「みんなの時代」だ。子どもの常套句「だってみんな持ってるんだもん」の「みんな」だ。本来は多様性を有しているはずの人々を「みんな」と十派一からげに扱い、「みんな」という不純物…