うにゃにゃ通信

日本近現代史系公開めも書き

平和は「安定した豊かさ」がもたらす。

平和はもちろん尊いものだが、ただ平和、平和と言っていれば平和が保てるわけではないということを終戦記念日の今日書いておく。

 

戦争を起こさないためには、安定した豊かさが必要だ。それも自国のみならず、理想的には世界中に。

 

かつての日本が(結果的にしろ、意図的にしろ)戦争への道へと進んだのは、ひとつには貧しかったからだ。日本陸軍が暴走して戦争を起こしたわけではない。それを支持する、多くの貧しい国民がいたからだ。

 

もうひとつは、日本社会が不安定だったからだ。江戸時代それなりに安定していた日本社会は、明治維新以降は激動した。不安定な社会は人々を不安にさせる。

 

いまの日本社会はどうだろう。そこそこ安定した豊かさと言えるだろうか。僕はそうは思わない。下手をするとまた戦争へと転げ落ちるリスクを抱えているのではないだろうか。