うにゃにゃ通信

日本近現代史系公開めも書き

(仮説)国民と天皇の戦争。

満州事変から日中戦争、太平洋戦争に至るかつての日本について、軍部主導との見方が存在する。

が、それは表層的な捉え方なのではないか、最近とくにそんな気がしている。

本質的には国民の戦争だったのではないか。それと表裏一体として、天皇の戦争だったのではないか。

国民と天皇。いずれも平和を望んでいた。

太平洋戦争で国民と天皇が上機嫌だったのは緒戦だけ。なぜ早期講和に持ち込めなかったか。とどのつまり、国民と天皇が肥大化した自意識から脱却できなかったからではなかったか。わが日本軍は米軍に一撃を加えられるとの思い込みがいたずらに戦争を長引かせたのではなかったか。勝敗は昭和19年6月マリアナ沖海戦で決したわけだが、おそらく昭和18年に「もう無理っす」の判断ができたのではなかったか。国民と天皇が軍部を「もう無理っす」で挟み撃ちしていたら、戦争はそのとき終わっていたのではないか。

…以上あくまで仮説であり検証はこれからです。