うにゃにゃ通信

日本近現代史系公開めも書き

張り切らないでも生きていける国へ

このところ、気力がわかない。

理由については思い当たるふしもあるが、そこを問い詰めてもあまり意味がない。気力がわかなくても、やることはちゃんとやっているし、そういうときもあるさと考えるようにしている。

ところで、僕が住んでいるこの国=ニッポンは、明治以来このかた、ずっと張り切って生きてきた。「さあ、張り切っていきましょう!」という元気な掛け声につられるように、押し出されるように、僕らは日々、張り切って生きている。

でも、どうだろうか。世界中の人々は、こんなに張り切って、生きているだろうか。

グローバル・スタンダード的観点から見ると、この国の住民は、やけに元気に張り切って生き続けることを要求され続ける、稀有な人々なのではないだろうか。

「張り切るという道」を外れても、じゅうぶんに生きていける国こそが、皆が普通に笑って暮らしていける国なのではなかろうかと、思った。