うにゃにゃ通信

日本近現代史系公開めも書き

この国のデフォルト

コロナ禍は、日本という国の「デフォルト」の姿を浮かび上がらせたような気がする。たとえば、女性子供の自殺が大幅に増加したというニュースがある。細かいことはさておき、「おんな子ども」が自殺するということは、この国の社会的弱者が「おんな子ども」であり、かつ、「おんな子ども」にコロナ禍のしわ寄せがいっているとみることができるのではないか。ということは、いまだに、この国の社会的強者が「年配」の「男性」であり、年齢と性別によるピラミッド構造が強固に存在するということになる。「年配」の「男性」が最も多く生息するのは、大企業、官僚、そして、国会議員、政治家、閣僚、総理大臣ではないか。

「年配」の「男性」が社会を支配する構造はこの国に限った話ではないが、どうもこの国はその傾向が顕著、かつ、強固に存在するように感じる。そしてそれはこの国の国民性とかに依るものではなく、この国の近代化の歴史に起因するように思う。